東証、一時1万2600円 4年半ぶり、円安受け続伸 

1万2600円台をつけた日経平均株価と、1ドル=95円台を示すモニター=21日午前、東京・東新橋の外為どっとコム

 21日午前の東京株式市場は、円安進行や前日の米株高を好感し、ほぼ全面高となった。日経平均株価(225種)は大幅続伸し、取引時間中では2008年9月8日以来、約4年半ぶりに一時1万2600円台を回復した。

 午前終値は、休日前の19日終値比149円78銭高の1万2618円01銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は12・18ポイント高の1058・07。

 黒田東彦総裁ら日銀の新体制で一段の金融緩和が進むとの期待から円相場が下落したことが好感され、取引開始直後から幅広い銘柄が買われた。電機などの輸出関連株が値上がりし、平均株価の上げ幅は一時180円を超えた。


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