ひき逃げ容疑を再捜査 遺族要望受け名古屋地検 

 自動車運転過失致死罪で略式起訴され、道交法違反(ひき逃げ)の疑いは不起訴となった男性会社員について、名古屋地検がひき逃げ容疑の不起訴処分を取り消し、再捜査していることが21日、捜査関係者への取材で分かった。

 独自に事故の目撃証言を集めるなどしていた遺族の不服申し立てに応じた。証言を洗い直し、調べを進めている。

 捜査関係者などによると、名古屋市南区で昨年7月27日未明、酔って市道に倒れていた彫刻師鈴木登喜夫さん=当時(69)=がはねられ、間もなく死亡した。運転していた男性会社員は約1時間半後に現場に戻り、愛知県警に自動車運転過失致死とひき逃げの疑いで逮捕された。


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