大分の中学校で生徒に体罰か 剣道部の外部コーチ  

大分市立中学の剣道部外部コーチが、男子生徒の体を蹴りつけ体罰をする映像。他校と練習試合をした2011年9月に撮影された(関係者提供)

 大分市の市立中学校で2009年から約3年間、剣道部の外部コーチを務めた40代男性が、生徒に体罰を繰り返していた疑いの強いことが19日、共同通信が入手した映像や関係者への取材で分かった。保護者の訴えを受けた大分市教育委員会は、男性が教師ではないことを理由に詳しい調査をしていない。教育現場での体罰が社会問題化する中、教委の姿勢が問われそうだ。

 学校側は昨年5月、行き過ぎた指導があったとして解任したが、体罰があったことは否定している。


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