海保が尖閣領海警備の映像公開 中国船への警告場面など 

沖縄県・尖閣諸島周辺で中国船に警告する海上保安官の映像。海上保安庁が15日、公開した(海上保安庁提供)

 海上保安庁は15日、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海を警備する巡視船の内部を撮影した映像を、初めて公開した。昨年12月28日から今年1月5日にかけて撮影したもので、主に中国船の領海侵入の証拠を残すのが目的。海保が約35分に編集した。

 昨年12月31日の映像では、領海侵入した海洋監視船「海監51」に、巡視船「くだか」の海上保安官が、無線で「尖閣列島は日本の領土である。貴船はわが国領海内に侵入している。直ちに出域せよ」と、日本語や中国語で警告している。

 巡視船内では、針路をこまめに指示する乗組員の大声や、無線警告、警笛の音が入り交じり、緊迫した様子がうかがえる。


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