原子力規制委、推進側と兼務容認 外部専門家の人選基準 

 原子力規制委員会の安全規制の検討に参加している専門家が、文部科学省で高速増殖炉もんじゅの研究計画を検討する作業部会に参加している問題で、原子力規制庁の森本英香次長は13日、人選基準を見直さないと明らかにした。規制と推進の兼務を認める規制委の姿勢が問われそうだ。

 規制委の田中俊一委員長は2月の記者会見で、「好ましくない」と述べたが、この日の記者会見では質問に答えず、森本次長が回答した。

 両方に参加しているのは山口彰大阪大教授。規制委では、「設計基準」と「過酷事故対策」の新安全基準の検討チームの外部専門家になっている。


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