社会派プロ劇団が尖閣題材に公演 「領土問題考えて」 

 東日本大震災など社会問題を得意とするプロ劇団「トラッシュマスターズ」=中津留章仁氏(40)主宰=が、尖閣諸島の領土問題をめぐって日中戦争に発展したという想定の芝居「来訪者」を14日から東京都内の劇場で公演する。

 作・演出の中津留氏は「芝居が解決策を示しているわけではないが、観客に問題を考える題材を提供できればいい」と話している。

 物語の前編は、北京の日本大使公邸が舞台。日本が魚釣島への公務員駐在を決めたことで日中関係が緊迫し、日本大使や中国共産党員らがそれぞれの立場を主張して対立する。


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