南米チリのアルマ望遠鏡お披露目 標高5千メートル 

各国の報道陣に公開された、アルマ望遠鏡のパラボラアンテナ=12日、チリ・アタカマ高地(共同)

 【アタカマ高地(チリ)共同】天文学史上最大のプロジェクトである南米チリ・アタカマ高地のアルマ望遠鏡が、開所式を前に12日(日本時間13日未明)公開され、電波望遠鏡のパラボラアンテナが立ち並ぶ標高5千メートルの現地を、各国から集まった報道陣に加わって訪れた。

 100人を超える報道陣はバスに分乗して現地へ。5千メートル地点は青空の下、火星を連想させる荒涼とした砂地が広がっていた。

 砂地の上には日米欧が建設した直径12メートルと同7メートルの白いアンテナ計54台が密集して並び、アンテナが一斉に同じ方向に首を振る“パフォーマンス”もあった。


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