岡山でパンスターズ彗星を撮影 太陽に接近 

岡山県井原市美星町で撮影されたパンスターズ彗星。左上方に彗星の尾が見える=11日午後6時57分(倉敷科学センター提供)

 太陽に接近したパンスターズ彗星の撮影に、倉敷科学センター(岡山県倉敷市)が12日までに成功した。明るく輝く彗星とともに、左の上方へうっすらと尾が伸びている様子が確認できる。

 彗星は同センターの三島和久学芸員が11日午後7時前、岡山県井原市美星町で口径16センチの反射望遠鏡を使って撮影した。三島学芸員によると、美星町の山の上で、西の低い空に現れた彗星をとらえた。彗星は20分間ほど観察することができたが、肉眼では見えなかったという。

 パンスターズ彗星は10日、太陽に最も近づいた。三島学芸員は「週末あたり、天気が良ければ肉眼でも見えるかも」と話している。


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