2013年3月11日 11:40 | 無料公開
NHKの太勇次郎カイロ支局長
国際報道で優れた業績を挙げたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」の2012年度受賞者に11日、NHKカイロ支局の太勇次郎支局長(46)が選ばれた。
11年から中東各地で起きた民主化運動「アラブの春」を一貫して取材。エジプトのムバラク政権やリビアのカダフィ政権の崩壊などを現地から報じた。
内戦状態に陥ったシリアでは、多くの「市民カメラマン」にビデオカメラを託し、政府軍側と反政府勢力の攻防を市民目線で映像にとらえた。さまざまな人脈を活用して多様な情報を入手し、報道した姿勢などが評価された。