漂着浮桟橋、オレゴンで展示開始 防災教育に活用 

10日、一般向け展示が始まった浮桟橋の一部の前でポーズをとる村林弘文日本総領事(右)とマコネル前ニューポート市長=オレゴン州ニューポート(共同)

 【ニューポート共同】東日本大震災による津波で青森県三沢市から流失し、昨年6月に米西部オレゴン州に漂着した巨大な浮桟橋の一部の一般向け展示が10日、同州ニューポートの同州立大ハットフィールド海洋科学センターで始まった。防災や海洋環境保護の教育に役立てる。

 ニューポートのローマゴー市長や駐ポートランドの村林弘文日本総領事が出席して展示開始の記念式典が開催された。

 漂着した浮桟橋は長さ約20メートル、幅約6メートル、高さ約2メートル。三沢市の漁港でイカなど水産物の陸揚げのために設置されていた四つの浮桟橋の一つ。


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