石原環境相「正しい情報出す」 PM2・5で市民と議論 

市民との意見交換会で、マスクを着用する石原環境相=10日午後、福岡市中央区

 石原伸晃環境相は10日、微小粒子状物質「PM2・5」の問題をめぐり福岡市で市民18人と意見交換した。健康被害を懸念する声に、石原氏は「正しい情報を出していかなければならない」と適切な情報提供に努める考えを強調、持参した高機能のマスクを着用してみせる場面もあった。

 約1時間の会合の間、石原氏はほぼ聞き役に回っていたが、PM2・5の飛来元とされる中国の環境改善に技術協力すべきだとの意見に対しては「全力で国と国との話をさせていただきたい」と力を込めた。

 意見交換会は、閣僚らが各地で政権の重要政策を語り合う「車座ふるさとトーク」の一環で開催された。


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