クニマス稚魚、一般公開へ 秋田・田沢湖 

一般公開のために田沢湖に到着し、関係者にお披露目されたクニマスの稚魚=9日午後、秋田県仙北市

 秋田県仙北市の田沢湖を最後に絶滅したとされながら、約70年ぶりに山梨県の西湖で発見されたクニマスの稚魚10匹が、一般公開のため田沢湖に到着し、9日、関係者にお披露目された。

 門脇光浩仙北市長は「どんなに時間がかかっても、田沢湖を再生し、クニマスをお迎えできるよう頑張る」とあいさつ。山梨県富士河口湖町の渡辺凱保町長は「クニマスの保全に重大な責任があるとあらためて実感した」と述べた。

 稚魚は12センチほどで、人工授精で昨年3月にふ化した。

 一般公開は田沢湖のほとりにある「田沢湖ハーブガーデンハートハーブ」で10日から24日まで。


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