沖縄の陸ガメ取引規制へ ワシントン条約会議、採択 

リュウキュウヤマガメ=2009年7月、沖縄県(環境省提供)

 【バンコク共同】バンコクで開かれている野生生物の国際取引に関するワシントン条約の締約国会議は8日、対象生物のリストを協議する第1委員会で、日本の天然記念物で絶滅危惧種に指定されている「リュウキュウヤマガメ」などの取引規制案を採択した。最終日の14日に開かれる本会議で正式に採択する。

 リュウキュウヤマガメは、沖縄県の沖縄本島と渡嘉敷島、久米島だけに生息する陸ガメ。今後は「輸出国の許可を受けてのみ商業取引ができる」ことになる。

 8日の会議では、米国と中国が提案したリュウキュウヤマガメを含むイシガメ科15種の取引規制案について協議、採択した。


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