2013年3月4日 18:40 | 無料公開
岡山県倉敷市で見つかった、志賀直哉が詩人の薄田泣菫に送った手紙とはがき
作家の志賀直哉(1883~1971年)が、小説を連載していた大阪毎日新聞の学芸部長で詩人の薄田泣菫(1877~1945年)に送った手紙とはがき計5通が、岡山県倉敷市で4日までに見つかった。苦手意識を打ち明けたものもあり、専門家は「未発表の貴重な資料」と話す。
5通は1919~20年に書かれ、はがき3通は当時志賀が住んでいた千葉県我孫子市から出されている。倉敷市出身の薄田の遺族が市に寄贈した資料から発見された。
うち4通は、同紙で連載した小説「或る男、其姉の死」に関する内容。
残る1通では、同紙で連載する予定だった代表作「暗夜行路」の挿絵を描く画家を検討。