映画「草原の椅子」上映会 イスラマバードで 

28日、パキスタンの首都イスラマバードで行われた「草原の椅子」の上映会で、あいさつする西村雅彦さん(共同)

 【イスラマバード共同】「世界最後の桃源郷」とも呼ばれるパキスタン北部の山岳地域フンザでロケが行われた宮本輝さん原作の映画「草原の椅子」の上映会が2月28日、首都イスラマバードの美術館で開かれ、地元市民や在留邦人ら約400人が鑑賞した。

 映画は中年男性が同世代の親友や骨董店オーナーの女性、母親に虐待されていた少年と共にフンザに旅立ち、現地の老人に掛けられた言葉などから希望を見つけ出す再生の物語。

 出演俳優の西村雅彦さんはあいさつで「パキスタンはテロなどの情報もあって来るのが怖かったが、実際に来てみたら大丈夫で認識が変わった」と語った。


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