2013年2月28日 17:40 | 無料公開
ヤンバルクイナの鳴き声を収集する録音機付きの自販機=2月、沖縄県国頭村
絶滅危惧種ヤンバルクイナ保護のため、日本コカ・コーラが沖縄本島北部に設置した録音機付き自動販売機のデータを分析したところ、ヤンバルクイナは、同じ地域で生息する他の生物がほとんど使わない周波数の鳴き声を出していることが分かった。同社などが28日、明らかにした。
鳴き声を電子処理で抽出した国立沖縄工業高等専門学校の蔵屋英介副技術長によると、ヤンバルクイナは、2・5~3・2キロヘルツの周波数で「キョ、キョ、キョ」と強い鳴き声を出していた。
日本コカ・コーラが、電源があり定期的に人が巡回する自販機を活用、ヤンバルクイナのデータを集めた。