元学生に無期懲役求刑 長崎・農大助教授殺害 

 長崎県島原市の県立農業大学校で昨年8月、女子寮の鍵を奪うため助教授を殺害し、女子学生の首を絞めたとして、強盗殺人罪などに問われた元学生山浦亮介被告(20)の裁判員裁判の論告求刑公判が28日、長崎地裁(重富朗裁判長)であり、検察側は無期懲役を求刑した。判決は3月5日の予定。

 起訴状などによると、山浦被告は昨年8月10日午前4時半ごろ、教官室で助教授の浜口博之さん=当時(54)=の頭部をバールで複数回殴って殺害。鍵を奪って女子寮に侵入し、女子学生の首を絞めるなどして殺そうとしたとしている。


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