首相、中東歴訪を検討 大型連休に資源外交 

 安倍晋三首相が4~5月の大型連休中に中東諸国の歴訪を検討していることが28日分かった。4月末に予定しているロシアに続いて各国を訪問し「資源外交」を展開する見通しだ。

 政府関係者によると、割高になっている液化天然ガス(LNG)の輸入価格について、首相自ら引き下げを求める方針。先の日米首脳会談でオバマ大統領から米国産新型ガス「シェールガス」の対日輸出に前向きな姿勢を引き出したことを踏まえ、LNGへの依存度低下を見込んで価格交渉を進めたい考えだ。

 訪問先はアラブ首長国連邦(UAE)などが候補として挙がっている。4月28日にロシアに向け出発する方向で調整している。


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