2013年2月26日 11:21 | 無料公開
政府が辺野古地域の埋め立てへの同意を求める文書を提出した名護漁業協同組合の港湾施設=26日午前、沖縄県名護市
防衛省は26日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、移設予定先の同県名護市辺野古地域の漁業権を持つ名護漁業協同組合に対し、沿岸部の埋め立てへの同意を求める文書を提出した。沖縄防衛局関係者が明らかにした。
移設に向け政府は3月中にも沖縄県の仲井真弘多知事に辺野古の埋め立てを申請する方向で調整している。知事への申請は名護漁協の同意がなくても可能だが、知事が埋め立てを許可するには漁協の同意書が必要となる。
小野寺五典防衛相は記者会見で「埋め立てには名護漁協の同意も必要。沖縄の基地負担軽減のために日米合意に基づいて対応したい」と述べた。