12年の妻の月収、過去最高 パートで家計支える 

 総務省が19日発表した2012年の家計調査によると、2人以上で勤労者世帯の妻の平均月収は前年比11・5%増の5万9177円となり、記録が残る1963年以来、金額ベースで最高となった。総務省は「パートで働く妻の増加が影響しているようだ」と分析。世帯主の夫の収入はほぼ横ばいだが、世帯全体では1・6%増えており、景気が厳しい中、妻の収入が家計を支えている実態が明らかになった。

 自営業などを含めた2人以上の世帯の月平均消費支出は28万6169円で、物価変動の影響を除いた実質で1・1%増えた。妻の収入増で家計の可処分所得が増えたためとみられる。


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