金総書記が首脳会談打診 李大統領に09年 

故金正日総書記

 【ソウル共同】韓国の李明博大統領は、18日付の韓国紙、東亜日報が掲載した記事で、北朝鮮の故金正日総書記から中国の温家宝首相を通じて、首脳会談を打診されていたことを明らかにした。側近によると、打診は2009年にあったという。

 北朝鮮側が先に首脳会談を提案するのは異例。李大統領は金大中、盧武鉉両大統領が平壌を訪問して首脳会談を行ったため、今度は金総書記側に訪韓を要請。しかし総書記側は訪韓に難色を示し、韓国側が譲歩して韓国以外で開催することになった。

 その後、首脳会談の実務協議のため、前大統領室長がシンガポールで北朝鮮の朝鮮労働党統一戦線部長と数回接触した。


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