ローマ法王「祈りと支援に感謝」 退位表明後初の集い 

17日、バチカンのサンピエトロ広場で信者らに手を振るローマ法王ベネディクト16世(ロイター=共同)

 【ローマ共同】今月末での退位を表明したローマ法王ベネディクト16世(85)が17日、退位表明後初となる日曜恒例の祈りの集いを開いた。バチカンのサンピエトロ広場を見下ろす自室の窓から、広場を埋め尽くした信者らに「このところ皆が私のためにささげてくれた祈りと支援に感謝する」などと呼び掛けた。

 法王による退位前の数少ない公の行事の一つとあって、イタリアのメディアによると信者ら約15万人が詰め掛けた。信者らからは大歓声と大きな拍手が沸き起こった。

 法王は24日にも祈りの集いを開く。最後の公の行事は、27日にサンピエトロ広場で行われる一般謁見となる。


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