パキスタン爆弾テロ、80人死亡 南西部の市場、過激派犯行 

16日、パキスタンのクエッタで、爆弾テロ後に上がった煙(ロイター=共同)

 【イスラマバード共同】パキスタン南西部バルチスタン州クエッタの野菜市場近くで16日、爆弾テロがあり、地元当局者によると、子供や女性を含む市民80人が死亡、175人が負傷した。死者はさらに増える可能性がある。イスラム教スンニ派の過激派組織「ラシュカレジャングビ」の広報担当者が犯行を認めた。

 警察幹部によると、爆発があったのは国内少数派シーア派が住む地区で、付近には学校など教育関連施設が立ち並んでいる。警察は爆弾が車に仕掛けられており、シーア派を狙い遠隔操作で爆発させたとみている。

 クエッタではスンニ派過激派がシーア派を襲撃する事件が多発している。


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