2013年2月10日 05:53 | 無料公開
火星探査車キュリオシティーが直径1・6センチのドリルを使って岩石に開けた穴。右の浅い穴は性能試験の跡(NASA提供・共同)
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は9日、火星で活動中の無人探査車「キュリオシティー」が初めてドリルを使って岩盤に深さ6・4センチの穴を開け、分析用の岩石の破片を採取したと発表した。
周辺は太古に川が流れた可能性がある平らな堆積岩の広がる場所。NASAのチームは今後、キュリオシティーの分析装置を使い、採取したサンプルにかつて微生物などの生命が存在したことを示す証拠が含まれていないかどうか調べる。
キュリオシティーは採取に先立ち、ロボットアームの先端に付いた直径1・6センチのドリルで穴を開ける試験を実施。8日に深さ6・4センチの穴を開けた。