「なまはげ」50体が雄たけび 秋田・男鹿の祭りに集合 

「なまはげ柴灯まつり」で踊りを披露するなまはげ=8日夜、秋田県男鹿市の真山神社

 秋田県男鹿市で受け継がれている伝統行事「なまはげ」と神事を組み合わせた「なまはげ柴灯まつり」が8日、同市北浦の真山神社で始まった。開催50回目を記念し、市内各地からなまはげ50体が集合、雄たけびを上げて祭りを盛り上げた。10日まで。

 なまはげが踊りや太鼓の演奏を披露、家庭を訪れる大みそかの行事も再現。クライマックスには雪山からなまはげ15体が一斉に下山し、ほかのなまはげも合流。たいまつを持ち「ウォー」と叫ぶ姿に観客は見入っていた。

 なまはげは災いをはらって祝福を与える神の使いとされ、各家庭は酒や料理でもてなすのが習わし。国の重要無形民俗文化財に指定。


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