福島・小名浜港にオットセイ 漁自粛で増えた魚追い? 

からまった漁網から助け出され、再び海に放たれたオットセイの子ども=7日午後、福島県いわき市の小名浜港

 福島県いわき市の小名浜港で7日、オットセイの子どもが漁網にからまった状態で見つかり、水族館アクアマリンふくしまが保護した。

 アクアマリンふくしまによると、生後約7カ月の雄で体長約1メートル、体重6・8キロ。衰弱はしておらず、海に放すと、毛づくろいをしながらゆっくりと沖へ泳いでいった。

 同館の獣医師は「例年この時期は沿岸部でオットセイの群れが見られるが、今年は目撃例が多い。原発事故の影響で漁業を自粛しているため、増えた魚を追って来ているのかもしれない」と話した。


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