関電、安全協定で長浜市に新提案 原発隣接自治体より弱めた形で 

 滋賀県は7日、隣接する福井県の原発をめぐる安全協定締結に向け、関西電力など3事業者との第5回協議を県庁で開いた。関電は「原発立地自治体と隣接していない」という理由で滋賀県長浜市との協定締結を拒んでいたが、権限を隣接自治体より弱めた形で新たな案を提示、長浜市とも締結する方針を示した。

 関電が長浜市に示した新たな協定案では、異常時の連絡や事故時の損害補償が盛り込まれる一方、県に示した協定案にある原発の建設計画などの事前報告や職員の現地確認は含まれていない。


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