ウィーンで原爆の常設展示 広島・長崎両市、今夏から 

 広島市は7日、国連ウィーン事務所での原爆資料の常設展示を長崎市と共同でことし8月に始めると発表した。国連施設での常設展示はニューヨークの国連本部、ジュネーブの国連欧州本部に続き3カ所目。

 広島市によると、国連が入るビルの1階ロビーに設置する。広島、長崎両市の原爆資料館から送る被爆者の衣類や腕時計などの資料4、5点や写真パネルを展示するほか、被爆者の証言ビデオの上映を企画している。

 ウィーン事務所側が昨年8月、長崎市の田上富久市長に提案して実現した。


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