2013年2月7日 10:08 | 無料公開
ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」。資源量の減少が懸念されている(第11管区海上保安本部提供)
個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されたニホンウナギの稚魚のシラスウナギは、昨年12月から始まった今季の漁でも各地で不漁が深刻で、「3年連続で極度の不漁」と言われた昨年の同時期の漁獲量を大幅に下回っていることが関係者の話などで7日、分かった。
台湾からの輸入シラスウナギも1キロ当たり200万円台と高値で推移。業界関係者の間では、4年連続の極度の不漁になるのではと危機感が広がっている。親ウナギの禁漁やシラスの漁獲量削減など資源保護の強化を求める声も高まりそうだ。