2013年2月6日 12:30 | 無料公開
【ニューヨーク共同】米電力大手デューク・エナジーは5日、運転コスト面で採算が合わなくなったとして、フロリダ州のクリスタル・リバー原発を廃炉にすると発表した。廃炉完了まで40~60年の期間が必要という。 1977年に運転を始めた同原発は2009年にトラブルで停止。新型天然ガス「シェールガス」の生産が急増しエネルギー価格を押し下げていることを背景に、このまま巨費を投じて再稼働するのは困難と判断した。 米国では安価な天然ガスによる発電に押される形で原発のコスト競争力が低下。原発の停止や計画中止が相次いでおり、今後も同様の動きが広がりそうだ。