東証、リーマン後最高値超える 円安進行を好感 

約2年10カ月ぶりに1万1300円台を回復した日経平均株価=6日午前、東京・東新橋の外為どっとコム

 6日午前の東京株式市場は、円安の進行や前日の欧米株高を好感した買い注文が広がり、日経平均株価(225種)は大幅反発。一時1万1416円89銭をつけ、リーマン・ショック後の2010年4月につけた取引時間中の最高値を上回った。約4年4カ月ぶりの高値水準。

 5日夕に日銀の白川方明総裁が任期満了前の辞職を表明したことで、政府の金融緩和が一段と進むとの期待が高まり、東京外国為替市場の円相場は1ドル=93円台後半で取引された。

 午後2時現在の平均株価は、前日終値比402円40銭高の1万1449円32銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は30・58ポイント高の970・28。


  • LINEで送る