韓国、新型原発の内部公開 安全性アピール 

海外メディアに内部を公開した建設中の韓国水力原子力の新古里原発3号機(右)。左は4号機=5日午後、韓国南東部・蔚山(共同)

 【蔚山共同】韓国の全原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)は5日、南東部・蔚山で建設中の新古里原発3号機の内部を海外メディアに公開した。同機は出力140万キロワットの新型の国産加圧水型軽水炉。韓国は同炉を原発輸出の主力と位置付けており、輸出拡大に向け安全性をアピールする狙いもありそうだ。

 国内初の新型炉となる3号機は5月に核燃料を搬入し、9月に稼働を開始する予定。公開されたのはタービン建屋や原子炉建屋、中央制御室などの主要施設で、同室では約10人のスタッフが原発内の状況を映す幅10メートルほどの大型パネルを前に、試運転前の点検作業を行っていた。


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