原電が訂正、接触頻繁に 前審議官ほかに3回面会 

 日本原子力発電敦賀原発(福井県)の断層調査をめぐる報告書原案漏えい問題で、日本原電は4日、原子力規制庁の名雪哲夫前審議官との面会がほかにも3回あり、計8回だったことを明らかにした。これまで原電側と前審議官単独の面会は5回としていたのを訂正した。

 原子力規制委員会の調査団による現地調査直後から、直下の断層が活断層と判断されることに危機感を強めた原電が、頻繁に名雪氏との接触を図ったとみられる。

 日本原電によると、市村泰規常務は昨年12月1~2日の現地調査の翌3日に、規制庁の名雪氏にあいさつの名目で面会した。同月中に計5回、年明け以降も計3回、面会していた。


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