2013年1月31日 12:58 | 無料公開
日本原子力研究開発機構は31日、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県)で多数の機器が点検時期を超過していた問題で、現場と経営陣との意思疎通が不十分だったことが一因とする報告書を原子力規制委員会に提出した。未点検機器の総数は昨年11月の発覚当時よりも168点多い9847点に上るとした。 総数が増えた理由は、従来の調査方法が統一されていなかったためという。安全上重要な機器は点検を終えたが、残りの4千点以上は今後計画的に点検する。再発防止策として警告機能付きの管理システムを導入する。 規制委はすでに保安規定違反と判断しており、今後もんじゅの改善状況を確認する。