中国の有害濃霧、日本面積の3倍 病院取材を制限 

有害物質含んだ濃霧のため、日中でも見通しが悪い北京市内の道路=29日(共同)

 【北京共同】中国環境保護省は29日、中国で深刻化している有害物質を含んだ濃霧が日本の国土の3倍以上に当たる約130万平方キロを包み込んでいると発表した。北京の病院は大気汚染を原因とする患者に関する取材を拒否、上部機関から指示があったと明らかにした。

 同省によると、北京、天津と河北、山東両省で、6段階の大気汚染指数で最悪の「深刻な汚染」を記録。吉林省など東北地方や河南、湖北、陝西、四川各省など内陸部では2番目に悪い「重度の汚染」となった。

 北京市の小児科専門の病院は「上部機関の指示」として、患者数などに関する取材を拒否している。


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