2013年1月29日 05:00 | 無料公開
エチオピア南部の遺跡から、175万年前に原人ホモ・エレクトスが手に持って使ったとみられる鋭利な石器で、最古級の「握斧」を発見したと、日本とエチオピアの合同調査隊チームが、28日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。 この遺跡からは、ほかにも85万年前までの90万年間にわたる大量の握斧が出土。時代とともに形状や加工法が洗練されていく様子がうかがえるといい、初期人類の行動の進化を知る手掛かりと期待される。 チームはケニア国境に近いコンソ遺跡から打製石器約350個を発見、うち4個が175万年前の握斧と判明した。