岐阜の低山帯でライチョウ 生態解明の手掛かりに 

岐阜県下呂市の御前山の標高1500メートル付近で確認された雌のライチョウ=2012年12月20日(古橋克さん撮影)

 北アルプスなど本州中部の高山帯に生息する国の特別天然記念物で、絶滅危惧種に指定されているライチョウがこのほど、低山帯に位置する岐阜県下呂市の御前山(1646メートル)で目撃、撮影された。専門家は「標高が低い場所での発見は珍しい。冬場の生態を解明する手掛かりになる」と評価している。

 環境省によると、ライチョウは標高2400メートル以上の高山帯に生息し、その数は2千羽以下と推定されている。

 撮影したのは、岐阜県高山市の無職古橋克さん(67)。


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