把瑠都、大関復帰に失敗 10勝の可能性消える 

高安に敗れ、6敗目を喫した把瑠都=両国国技館

 大相撲初場所13日目の25日、大関復帰を目指していた西関脇把瑠都(28)=本名カイド・ホーベルソン、エストニア出身、尾上部屋=は高安に敗れて6敗目を喫し、復帰条件の10勝に達する可能性が消え、1場所での返り咲きに失敗した。

 2010年夏場所で大関へ昇進した把瑠都は左膝に慢性的な故障を抱える。さらに昨年秋場所は右足親指の剥離骨折、続く九州場所は左太もも裏の肉離れで、ともに途中休場により負け越し。今場所は関脇に転落した。

 大関が2場所連続負け越しで降下する現行制度になった1969年名古屋場所以降、把瑠都は17例目(14人目)の転落だった。


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