柏崎刈羽原発直下に活断層か 定義変更で可能性高まる 

東京電力柏崎刈羽原発=2012年3月、新潟県柏崎市

 原子力規制委員会が原発の新安全基準で活断層の定義を拡大することを受け、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)直下を走る複数の断層が活断層と判定される可能性が高まることが東電の公表資料などから23日、分かった。東電は断層の活動年代の地質調査を進めているが、活断層の可能性が高まれば停止中の同原発の再稼働は困難になる。

 規制委が22日示した新基準骨子案では活断層の定義を従来の「13万~12万年前以降に活動した断層」から「約40万年前以降」に広げた。同原発直下でこれまで確認されていた断層が新たに広げた年代に含まれるとみられる。


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