かんぽも保険料据え置き 顧客離れを防止 

 日本郵政グループのかんぽ生命保険が、4月以降に新規契約する保険商品の保険料を据え置く方針を固めたことが20日、分かった。保険商品の運用利回り(予定利率)の目安となる標準利率の4月からの引き下げで、生保各社が値上げに踏み切るとみられていたが、価格を維持することで顧客離れを防ぐのが狙いだ。

 業界最大手の日本生命保険も値上げを見送る方針を固めており、両社が保険料据え置きを打ち出したことで、他の生保の判断に影響する可能性もある。

 かんぽ生命は養老保険や年金保険などほとんどの商品で保険料を据え置く予定。同社は全保険契約の7割近くを養老保険が占めている。


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