太陽光発電所を共同で設立へ コスモ、シェルが新会社 

 コスモ石油と昭和シェル石油、日本政策投資銀行は16日、大規模太陽光発電所の運営会社を共同で設立すると発表した。コスモが廃止した油槽所跡地など全国8カ所に設備を建設し、発電容量は計2万6千キロワット規模を見込む。低燃費車の普及などでガソリン需要が低迷する中、発電事業を新たな収益源に育てるのが狙いだ。

 コスモと昭和シェルがそれぞれ35%、政投銀が30%を出資し、新会社「CSDソーラー」(仮称)を月末に設立。昭和シェル子会社のソーラーフロンティア製の太陽光パネルを利用する一方、主にコスモが油槽所跡地などの設置場所を提供し、遊休地の有効活用につなげるのが計画の大枠だ。


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