経産相、東電福島本社を訪問 「廃炉、前倒しを」 

 茂木敏充経済産業相は16日、東京電力が福島第1原発事故を受けて設置した福島本社(福島県楢葉町)を訪問した。事故の収束作業の支援などに当たる同社社員に訓示し、廃炉への取り組みについて「できるだけ前倒ししたい」と強調した。

 茂木経産相は社員らに「長い道のりだと思うが、一歩一歩確実に共通の目標を持って進んでいきたい。一緒に頑張ろう」と激励。廃炉に向けた工程表に関しても「見直すよう事務方に指示した」と述べた。

 福島本社は事故対応の拠点「Jヴィレッジ」にあり、4日に業務を開始したばかり。賠償手続きの迅速化や除染の技術的な支援が主な業務となる。


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