2013年1月15日 20:54 | 無料公開
東京電力福島第1原発周辺の除染作業本格化で、土壌など大量の廃棄物が集積されるのに備え、厚生労働省の検討会は15日、処分施設などで働く作業員の管理基準の骨子案をまとめた。被ばく限度は除染作業員と同様に「5年で100ミリシーベルトかつ1年で50ミリシーベルト」とした。 厚労省によると、今回の対象は、除染によって発生した土壌や汚泥などを扱う中間貯蔵施設や焼却施設などで働く作業員。関係法令を改正し、今夏の施行を目指す。 骨子案は、積算線量計などの放射線測定器の装着や、内部被ばくの恐れのある作業員に対し3カ月に1回、ホールボディーカウンターによる測定を義務付けた。