2013年1月10日 17:40 | 無料公開
ウイルスの不活化に使える紫外線を出すLED。円盤の光っている部分が紫外線=10日、東京都千代田区
東京農工大と化学大手トクヤマの研究チームは10日、ウイルスの不活化に使える紫外線の発光ダイオード(LED)を作製することに成功したと発表した。紫外線の出力効率は世界トップレベルといい、2015年度までの実用化を目指す。
纐纈明伯教授(光電子材料化学)は「医療現場でのノロウイルスの不活化や、植物の生産効率の向上に使えるのではないか」と話している。
チームは、LEDの材料としてほとんど使用例がなかった窒化アルミニウムに着目。