日医、参院選に副会長擁立で調整 自民に公認申請へ  

 日本医師会(日医)の政治団体である日本医師連盟(日医連、横倉義武委員長)は9日、夏の参院選の組織内候補として日医副会長の羽生田俊氏(64)を擁立する方向で最終調整に入った。15日に開く日医連の執行委員会で正式決定し、自民党に比例代表候補として公認申請する見通しだ。

 日医連は2009年の政権交代後に民主党重視路線にシフトしたが、昨年末の衆院選で自民党が圧勝したため方針転換する。同様に民主党を支援していた日本歯科医師会の政治団体である日本歯科医師連盟も参院選で自民党現職議員を推薦することを決めており、業界団体の自民党回帰が鮮明になっている。


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