気候変動報告書案また流出 経済成長への悪影響指摘 

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は9日、地球温暖化による社会や自然への影響を評価する第2作業部会の報告書草案がインターネット上に流出したと発表した。昨年12月には第1作業部会の報告書草案が流出したばかり。

 第2作業部会は三つある作業部会の一つ。流出した草案は、経済成長に悪影響を与える懸念や、海面上昇などにより住民の移住が必要になる地域が出る可能性を指摘している。

 草案は温暖化が進むにつれて、大雨や干ばつがより頻繁に起こるようになるほか、食料生産の減少による栄養不足のリスクが増大すると指摘。


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