1万5千カ所に災害用公衆電話 NTT西、事前設置へ 

 NTT西日本は8日、災害時に避難所などで利用する特設公衆電話の回線を、管内30府県の約1万5千カ所に事前に設置する方針を明らかにした。これまでは災害が発生してから設置していたが、大規模災害では対象地域が広く設置に時間がかかるため事前設置を決めた。2013年度に自治体との調整を終え、設置作業を本格化させる考えだ。

 特設公衆電話は避難所などの公共施設に設置、災害時の通話料は無料で、一般の電話と比べてつながりやすくしている。東日本大震災を契機に、避難住民が早期に通信手段を確保する必要性があると判断した。

 回線の設置工事費などはNTT西が負担する。


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