2013年1月7日 22:05 | 無料公開
東京電力福島第1原発事故を受けて国が直轄で進める福島県内の除染に関し、一部の請負業者が不適切な管理をしている可能性がある問題で、環境省福島環境再生事務所は7日、福島県飯舘村と楢葉町で昨年12月中旬に行われた除染で、請負業者が除染に使用した水を回収しなかったケース2件を確認したと明らかにした。 同事務所がこの日、本格除染が始まっている4市町村で元請けとなっている四つの共同企業体の担当者から事情を聴き、判明した。 環境省は、井上信治副大臣をトップとする「除染適正化推進本部」を設置。当面、同省職員らを現在除染中のすべての現場に派遣し、監視を強化する。