瀬長亀次郎氏の遺品展示 「不屈館」反米や復帰闘争 

「不屈」の文字が外壁に刻まれた故瀬長亀次郎氏の資料館と次女の内村千尋さん=2012年11月、那覇市

 沖縄で反米軍基地闘争や本土復帰運動の象徴的存在だった故瀬長亀次郎氏の遺品を中心に展示し、沖縄の現代史を学ぶことができる「不屈館」が3月1日、那覇市内に開館する。

 資料館の名前の由来は、米軍から那覇市長の座を追われるなどの苛烈な弾圧を受けながらも、粘り強く活動を続けて県民に「カメさん」と親しまれた瀬長氏が、生前に好んで書いた言葉。館内には200冊に上る日記や、沖縄を統治していた米当局が出版を許可しなかった瀬長氏の本土復帰論が掲載された雑誌など、歴史的に貴重な資料も。


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