京都・裏千家で初釜式 新春祝い濃茶で一服 

裏千家今日庵で始まった初釜式=7日午前、京都市上京区

 茶道三千家の一つ、裏千家今日庵(京都市上京区)で7日、「初釜式」が始まり、16代千宗室家元が濃茶を練って招待客をもてなし、ともに新春を祝った。

 1席目は、昨年12月に完成した「平成茶室」の聴風の間で行われ、表千家、武者小路千家の両家元や山田啓二京都府知事ら約40人が出席した。

 宗室家元は、巳年にちなんで「蟒(大蛇)」と名付けた茶杓を使い、朝の静寂の中、ゆっくりと茶をたてた。

 初釜式は東京道場(東京都新宿区)と合わせて10日間行われ、政財界などから計約4600人が出席する予定。


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